2019年9月1日(日本時間)イギリス・ロンドンのO2アリーナで開催されるWBA・WBO・WBC世界ライト級タイトルマッチ、WBA・WBO王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vs挑戦者WBC同級1位ルーク・キャンベル(イギリス)の試合結果です。
この1戦は、ロマチェンコ選手にとってWBA王座の3度目、WBO王座の2度目の防衛戦であると同時に、WBC世界ライト級王座決定戦でもあり「3団体の統一タイトル戦」となります。
ルーク・キャンベルとは?ロマチェンコに勝てる?
「ハイテック(高性能マシン)」の愛称通り、精密機械並みの正確なパンチと多彩なテクニックで、圧倒的強さを誇り勝利を重ねるロマチェンコ!プロ戦績は13勝(10KO)1敗、アマ時代にも400戦近く行ってわずか1敗の戦績。PFP最強とも言われる選手です。
そのロマチェンコに挑むルーク・キャンベル選手は勝てるのでしょうか?
ルーク・キャンベル選手は英国生まれの31歳。サウスポースタイルです。
アマチュアでキャリアをスタート。08年に欧州選手権で優勝、12年ロンドンオリンピックで金メダル獲得。
12年ロンドンオリンピックと言えば…日本の清水聡が銅メダリスト!
そうなのです。銅メダリストである清水聡と準決勝で対戦し勝っているのです!
決勝ではアイルランド選手を破って金メダルを獲得。ちなみに同じロンドン五輪のライト級金メダリストがロマチェンコです。
五輪後の13年にプロに転向。WBCのシルバー王座やコモンウェルス王座を獲得後、17年に世界タイトルに挑戦。
しかし、WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレスと戦い、前半ダウンを奪われ後半追い上げますが、判定負け。
その後は現在まで3連勝中で、プロ戦績は20勝(16KO)2敗の戦績。「ザ・リング」のPFPでもライト級2位にランクされている実力者でもあります。
キャンベル選手のトレーナーは「ルークはサイズ、衝撃強度で利点がある。距離の取り方やディフェンスも非常にうまい」と強調。
175cmのルークキャンベル選手に対し、169cmのロマチェンコ選手という身長差や、10cm以上キャンベル選手が長いリーチなどを生かせば十分勝機はあるとし、「ルークは過小評価されている。まだ最高の状態に達していない」とも指摘。
ただ、ファンの見立てはロマチェンコ選手がかなり優位な様子。英国ブックメーカー「William hill」の最新オッズでは「1.06:9.0」と圧倒的な差でロマチェンコ選手勝利の予想がされています。
ロマチェンコvsルーク・キャンベル
ロマチェンコ | キャンベル | |
1R | 9 | 10 |
2R | 10 | 9 |
3R | 10 | 9 |
4R | 10 | 9 |
5R | 10 | 9 |
6R | 10 | 9 |
7R | 10 | 9 |
8R | 10 | 9 |
9R | 10 | 9 |
10R | 9 | 10 |
11R | 10 | 8 |
12R | 10 | 9 |
計 | 118 | 109 |
いごっそう612の採点です。
1R
ロマチェンコ様子見のラウンド、キャンベルの右にリードが長い。パンチは当たって無いが攻勢点キャンベル。
2R
ロマチェンコが前に出てきた、手数は少ないが確実にヒットしている。キャンベルは手数も出しているが当たってない。ロマチェンコのラウンド。
3R
キャンベルが良い感じで戦ってるなあ~ってとこで、ロマチェンコの左がクリーンヒット、キャンベルも頑張ってるけど、ロマチェンコのラウンド。
4R
キャンベルも上手いですね、ロマチェンコにカウンター合そうとしてる。しかしロマチェンコが一歩上、ボディも決めてロマチェンコが有利。
5R
キャンベルも頑張っているがロマチェンコの方が見栄えが良い。終了間際、カウンターからのボディでキャンベル効いた💦ロマチェンコが優勢。
6R
追うロマチェンコ、逃げるキャンベル、明らかにロマチェンコ優勢、しかしキャンベルも踏ん張っている。良いボディも打っている。
7R
キャンベルのカウンターがボディにヒット、ロマチェンコ効いた~。キャンベル攻めるがロマチェンコが逆襲!逆にロープに詰められピンチに‥。ロマチェンコのラウンド。
8R
両者打ち合いヒートアップ、ロマチェンコ有利だが‥キャンベルのパンチも当たっている。
9R
静かなラウンド、両者休んでいる感じがある。微妙だがロマチェンコのラウンド。
10R
お互い手数少ない、手数キャンベル、クリーンヒットロマチェンコという感じではある。キャンベルのラウンド。
11R
ロマチェンコの連打、ボディから右ジャブでキャンベルダウン。ロマチェンコの猛攻もキャンベルが凌ぎ逃げ切る。
12
ロマチェンコ倒しに行くがキャンベルが粘る。倒しきれず判定へ
公式採点結果
ロマチェンコ 119-108 キャンベル
119-108
118-109
3-0でロマチェンコの判定勝ちです。