スーパーバンタム級10回戦
前WBO世界バンタム級王者
ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)
VS
WBO世界スーパーバンタム級8位赤穂亮(36=横浜光)
前WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)とWBO世界スーパーバンタム級8位・赤穂亮(36=横浜光)の一戦は2回途中ノーコンテスト(無効試合)に終わった。
2回にカシメロがバランスを崩したところへ赤穂の左が当たり、両手をキャンバスにつくダウン。再開後はカシメロが猛反撃で攻め込み赤穂はKO負け寸前となっていたが、残り45秒で後頭部へのパンチ(ラビットパンチ)で審判がカシメロに注意し試合をストップすると、赤穂はアピールして試合は中断。
赤穂はコーナーでいすに座りこんだが、試合続行不可能としてノーコンテストが告げられた。
正直、赤穂が負け試合を回避したようにしか見えませんでした。カシメロはパンチが強かったです。
同興行を運営した元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏が試合結果についてリング上で説明。「ラウンド前半の後頭部へのパンチで試合続行不可能ということで、ローカルルールで無効試合となりました。ボクも残念です。申し訳ございません」と観客に謝罪していた。
プロボクシングWBO世界スーパーバンタム級7位の赤穂亮(36)=横浜光=が、元世界3階級制覇王者のジョンリール・カシメロ(33)=フィリピン=と闘った同級10回戦(3日、韓国・仁川)は無効試合からカシメロの2回2分25秒KO勝ちに変更されたと21日、興行を主催したトレジャー・ボクシング・プロモーションが発表した。
韓国ボクシングコミッション(KBM)は2回に赤穂がカシメロに後頭部を打たれてダメージを負い、試合続行不可能になったとして無効試合としていた。しかし、精査した結果、赤穂は後頭部を打たれる前にダメージを受けており、試合続行不可能になったのは後頭部へのパンチが原因ではないと判断。試合結果の裁定を変更した。
赤穂は試合後に自身のユーチューブチャンネルでカシメロのパンチで顎を骨折していたことを明かし、「自分の負け。自分の方が圧倒的にダメージをもらっています。KO負けと言われても仕方がなかった」と話していた。プロ戦績は赤穂が44戦39勝(26KO)3敗2分け、カシメロが36戦32勝(22KO)4敗となった。
カシメロVS赤穂亮 試合動画
再戦は無いでしょうね。