日本でなじみ深い悪童・WBC世界スーパーバンタム級王者、ルイス・ネリー(メキシコ)と、WBA世界スーパーバンタム級レギュラー王者、ブランドン・フィゲロア(アメリカ)の王座統一戦が大筋合意、来年3月までに対戦する可能性が高い。
米興行大手「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」でのカードとなるようで、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のマイク・コッピンガー記者は自身のツイッターで、「ルイス・ネリとブランドン・フィゲロアが122ポンドのタイトル戦に合意。2021年の最初の3か月のうちに行われる予定。PBCにとって大規模なイベントだ。122ポンドの中の最高の2人による戦いで、両者とも25歳以下だ」と同級屈指のビッグマッチだと伝えている。
Sources: Luis Nery and Brandon Figueroa have agreed to a deal for a 122-pound title tilt slated for Q1 of 2021. Tremendous action fight for PBC. Two of the best at 122 pounds and both fighters are 25 and under
— Mike Coppinger (@MikeCoppinger) December 10, 2020
ネリは9月に行われた、アーロン・アラメダ(メキシコ)とのWBC同級王座決定戦で判定勝ち、2年7か月ぶりに世界王座返り咲きを果たしたが、格下のアラメダに大苦戦で、スーパーバンタム級でのパワー不足も疑われる。
身長 173cm、リーチ 183cmというスーパーバンタム級でも長身のフィゲロア相手で、その真価が試されるでしょう。
2019年4月にWBA同級暫定王座(のちに正規王座認定)を獲得。2度防衛に成功しているブランドン・フィゲロアは、21勝1分けと無敗の23歳。長身だが手数が多く、体がぐいぐい押し込んで接近戦でボコボコ打ちまくってくる。体重超過していたフリオ・セハ(メキシコ)との戦いではタフネスも証明しており、ネリが下がらされるとワンサイドになる可能性もあります。