ジェルウィン・アンカハス VS 船井龍一 のIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は5月4日(日本時間5日)に米・カリフォルニア州ストックトン、ストックトン・アリーナで行われました。
本名:ヘルウィン・アンカハス あだ名: Pretty Boy(プリティ・ボーイ) 生年月日: 1992年1月1日(27歳) 身長:166センチ リーチ:169センチ 国籍:フィリピン スタイル:サウスポー 戦績:33戦30勝(20KO)1敗2分 | 本名:船井龍一 生年月日:1985年8月13日(33歳) 身長:171センチ リーチ:174センチ 国籍:日本 スタイル:オーソドックス 戦績:38戦31勝(22KO)7敗 |
プロデビュー戦から15年33歳の船井にとってはラストチャンスと言えるかもしれない、しかし相手は並みのチャンピオンでは無い、スーパーフライ級時代はあのモンスター井上尚弥の対抗王者として、対戦が期待されたほどの実力者!
船井の勝ち目は薄いと誰もが思うだろう、しかし!この試合の船井は異常なタフネスぶりを見せ、アンカハスを苦しめた!
ジェルウィン・アンカハス VS 船井龍一
アンカハス | 船井龍一 | |
1R | 10 | 9 |
2R | 10 | 9 |
3R | 10 | 9 |
4R | 10 | 9 |
5R | 10 | 9 |
6R | 10 | 9 |
7R | TKO |
いごっそう612の採点です。
1R
開始早々からガードを高く上げ前に出てプレッシャーをかける船井、サウスポーのアンカハスは突き刺すようなジャブと右フックで応戦、時折単発の左ストレート。船井のパンチも浅くヒット、アンカハスのパンチもヒットしている。船井のパンチのうち終わりアンカハスがパンチ狙っている。終盤右フックがクリーンヒット、アンカハスのラウンド。
2R
前に出る船井、身体を振って積極的に攻めて行く。船井もアンカハスのうち終わりに手を出しヒットを稼ぐ、アンカハスのパンチも当たるが、船井もヒット、船井のラウンドかと思われたが、終了間際にアンカハスの左ストレートがクリーンヒット。アンカハスのラウンド。
3R
船井が相変わらず積極的に前に出る、序盤はアンカハスが空転さすが、徐々に船井のパンチもヒットしてくる。接近戦での打ち合い、アンカハスのパンチのヒットが多いが、アンカハスも苦しそう。このペースで行ければ勝機も見えてくるか?微妙だがアンカハスのラウンド。
4R
序盤アンカハスのラッシュ、強打を連打でもらい船井の鼻血を出し顔もボコボコ、しかし倒れない…。物凄い精神力!船井もパンチを返すが、アンカハスの強打とはレベルが違う。アンカハスのラウンド。
5R
開始早々ドクターチェック、アンカハスが単発強打でブンブン攻めてくる。アンカハスに疲れが読み取れる。しかし、今更ながら船井が左回りで距離をとる‥。ダメージの影響か?ゾンビ戦法はアンカハスは嫌がっていたので、そのまま行ければ良かったが、まあダメージがあり陣営の支持があるのだろう。ロングのアンカハスワンツーがクリーンヒット、スタミナも回復してくるだろう。アンカハスのラウンド。
6R
船井のゾンビ戦法が復活するが、ダメージのせいかキレが無い。前に出るが、アンカハスの強打をまともに食らう。終盤にフラツキ動作もあり、そろそろ倒れるか?アンカハスのラウンド。
7R
開始早々のドクターチェック、ドクターがストップをかけ。アンカハスの勝利。
ジェルウィン・アンカハス VS 船井龍一:試合動画
ジェルウィン・アンカハス、井上尚弥と対戦か?
フィリピン地元紙「マニラ・タイムズ」が「アンカハスは実際のところ、ジュニアバンタム(スーパーフライ級)級やバンタム級でも大きすぎる」と体格面での適性を分析。そして「アンカハスは次の6か月か12か月でバンタム級に転向することが予想される」「そして彼は無敗のKOアーティスト、日本のナオヤ・イノウエと対戦する可能性がある。彼はわずか17戦で3階級世界タイトルを獲得している」と、階級を上げバンタムへの転向と井上尚弥との対戦に言及しています。