WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
WBAスーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英)
VS
元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(帝拳)
試合結果は…
ローマン・ゴンサレスの9RTKO勝利です。
試合は、1回から至近距離での乱打戦となりました。ヤファイが、強打のロマゴンに対して、本来の出入りのボクシングを捨て、足を止め打ち合いに挑みましたが、ゴンサレスがサイドステップを混ぜた多彩なパンチと手数で圧倒。6回にはバッティングで右目の上をカットしたが、8回に右ストレートをクリーンヒットさせてからの連打でダウンを奪うと、9回のゴングと同時に距離を詰め、ジ軽いジャブから強烈な右ストレートのワンツーパンチをクリーンヒットでダウン、ヤファイは立ちあがろうとしたが、レフェリーふらつく様子をみてが試合を止めました。
6度目の防衛を目指した無敗王者カリド・ヤファイを9回TKOで下し、3年ぶりの世界王座返り咲きに成功。
試合後、ロマゴンは、リング上で、次の目標を聞かれ「いくつかのタイトルを統一したい」と統一戦を熱望した。
WBC世界同級王者のエストラーダは、ケガの影響で長期休養を余儀なくされているため、現段階で統一戦となると、WBO世界同級王者、井岡一翔、IBF世界同級王者、ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)がターゲットとなる。昨年12月の試合後には、「井岡とやりたい」とも口にしていた。
井岡は、WBOから同世界フライ級王座を返上して、スーパーフライ転級を決めた田中恒成(畑中)との指名試合を命じられているが、年末の防衛戦後には、「一番は統一戦。ロマゴンも歓迎する」という考えを明らかにしていた。ロマゴンが、無冠ではリスクしかなかったが、WBA王者となった今、統一戦として対戦できるため、帝拳がプロモートをしているロマゴン戦が現実味を帯びてきた。