
井上尚弥の次戦の対戦相手候補であり、井上に対し何度も挑戦状を叩きつけていたWBO王者ゾラニ・テテが暫定王者ジョエルリエル・カシメロとの王座統一戦でKO負けで敗北してしまいました!
ジョンリル・カシメロVSゾラニ・テテ 動画
ネリの体重超過騒動などもあり、バンタム級戦線が大きく変動…そして、井上尚弥の次戦に一番近くなったのが、今回勝利したジョンリル・カシメロです。

ジョンリル・カシメロは、30歳のフィリピンのプロボクサー。戦績は33戦29勝(20KO)4敗。元WBO世界ライトフライ級暫定王者。元IBF世界ライトフライ級王者。元IBF世界フライ級王者。現WBO世界バンタム級王者。井上尚弥と同じ世界3階級制覇王者であります。
テテに勝った後、「次は井上とやりたい。モンスター、かかってこい!」と井上尚弥に挑戦状を叩きつけています。
これに対し、井上はカシメロがテテに勝利すると、すぐに大橋秀行会長にカシメロ戦を直訴したという。
平岡アンディの試合のためラスベガスに滞在していた大橋会長は、トップランクのボブ・アラムCEOに井上の意思を伝え、「前向きだった」との感触を得たという。
WBSSバンタム級決勝でノニト・ドネア(比)を下して優勝した井上は試合後、米大手プロモーションのトップランクとの契約を発表。来春に米国での試合が予定されている。
両者とも好戦的でありKO決着間違いなしの3階級制覇王者対決!試合が盛り上がる事も間違いないし、衝撃的なKO決着も想像される。
井上尚弥のトップランクデビューにこれほどうってつけの相手はいないのでは無いでしょうか?
本日3日から東京で始まるWBO総会に合わせて、カシメロが所属するMP(マニー・パッキャオ)プロモーションのショーン・ギボンズ代表が来日する予定。トップランク社を交えた直接交渉で一気に話が進展する可能性も大。
パッキャオは、最近までトップランク社と契約していた経緯があり、来年、井上の試合を2試合、米国・ラスベガスでマッチメイクするトップランク社が、KO決着必至のカシメロを次の対戦相手に指名してもなんら不思議ではない。
ちなみに、他の対戦相手候補は、WBC同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)、スーパーバンタム級のレジェンドで五輪連覇王者、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)。
井上尚弥は、ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との対戦を希望していたが、「あれは拓真が行けばいい。(王者が)入れ替わったとしても、WBCに」と、拓真に雪辱を託す考えに転換。
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)も井上と戦う前に、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)とのWBAバンタム級正規王者決定戦に勝利しなければならず、また勝ち方も問われる。まだまだ先行きは未定。
やはり‥現在のところジョエルリエル・カシメロが、井上次戦の対戦相手第1候補となりそうだ。