
いや~すごい名勝負でしたね~!
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝
井上尚弥 VS ドネアの戦い!

井上尚弥 VS ドネア
11Rに井上尚弥が右アッパーからのボディブローでダウンを奪い、見事判定勝ちとなったんですが…。

井上尚弥 VS ドネア ボディブロー
問題のシーンがあります。そのシーンとは11Rのダウンシーン‥。
左ボディをヒットさせ、背中を見せて逃げるドネアを追撃しようと追った井上尚弥を、レフェリーが制止したのです。

井上尚弥 VS ドネア レフェリー制止
そして、ちょっと歩いて座り込んだドネアを見てカウントを数え、ドネアは10カウントギリギリで立ち上がったのですが、ダウンで制止したとならば、制止した時からカウントを数えなければならないので、本当なら完全にカウントオーバーです。
しかし、レフェリーは座り込んでから数えたので、ドネアもなんとか立ち上がれました。
しかも!追撃も制止し、しかも座ってからカウントを数えたというのが大問題です。
問題の11Rの動画
なんで?レフェリーは制止したのか?
それは、元WBC世界ライトフライ級王者の木村悠氏も言っていますが
レフェリーはボディブローをローブローと思ってしまった。
という事です。
ローブローをもらった選手は、今回のドネアの様に相手に背中を向けて苦悶の表情を浮かべることがあります。
レフェリーは、背中を見せて逃げるドネアの行動を見て、ローブローと判断してしまったのだと思われます。
観てて、僕も驚きました。
あのドネアがあそこまで露骨にボディが効いてしまうなんて‥。
あんなドネアは見た事がありません。
レフェリーが間違うのも‥無理は無いと思います。
その後のカウントも、数え始めが遅かったですが、数えているスピードは問題ありませんでした。
ミスでパニックになって、制止してからの数え始めの事までは頭が回らなかったのでしょう。
井上尚弥にとってはアンラッキーでした。
ただ、あそこでKOになるより、最後まで激闘があったからこそ、より盛り上がったのも事実。
ドネアの精神力なら、あの後の追撃にも耐えたかも知れないですしね。
最終ラウンドの、ドネアの粘りには驚かされました。
これで、ドネアの評価は上がりますね。
バンタム級トップ戦線に絡んでくるでしょう。
個人的にはネリとやって欲しい。
カットやレフェリーの制止もあって、井上尚弥にとってはアンラッキーな試練戦となりました。
しかし、この経験でまた強くなるでしょう。
次はウーバーリですかね?
期待しましょう~!