AbemaTVが開設3周年記念として企画している「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」の挑戦者選定のオーディションが13日、大阪で開催され、二次審査と、その合格者による三次審査のスパーリングが行われました。
この企画には数々の元ボクサー、そして現役のフリーボクサーであるJBC非公認の元WBCアジアバンタム級王者、中村優也(28)などが応募している。実は僕が現役時代に対戦して勝った相手も応募していたりと、中村以外の顔触れはなかなか懐かしい面々。
元OPBF東洋太平洋、元IBFアジア(JBC非公認)、元日本スーパーウェルター級王者の細川貴之(34)、2000年の西日本新人王の村井勇希(39)、世界挑戦経験のある戎岡淳一(38)、2012年のライト級の全日本新人王、奥田翔平(28)、元東洋ランカーの竹本裕規(36)、元スーパーライト級の東洋ランカーの松本憲亮(40)、前WBOアジアパシフィック、スーパーフェザー級王者、元OPBF東洋太平洋同級王者の仲村正男(31)、タイ国第35代フライ級チャンピオン恵良敏彦(44)。元WBA世界スーパーフライ級王者のテーパリット・ゴーキャットジム(30)
元日本スーパーウェルター級王者の細川貴之氏(34)は、奥さんの説得があり、辞退を申し入れているが‥なかなか濃いメンツが揃ったものです。
選ばれたら面白いボクサー
しかし‥このメンバー、ハッキリ言ってしまえば引退したボクサーだけあって、那須川天心とやったら負けそう‥と思ってしまう。
現役と引退数年経過した選手には大きな違いがあり、引退した側はまだまだイケると思っているだろうけど、それこそがボクシング舐めてんじゃないだろうか?そんなにボクシングは甘く無い。
那須川天心はボクシングでのスキルは未知数だが、現役のキックボクサーでかなりの選手。スピードがあり、しかもサウスポー‥決してボクシングだと言って侮るべき相手では無いと思います。
しかし、選ばれないだろうけど‥選ばれたら面白い選手がいます。
それは‥前WBOアジアパシフィック、スーパーフェザー級王者、元OPBF東洋太平洋同級王者の仲村正男(31)です。
仲村正男は3月6日に減量苦を理由に電撃引退を表明したばかりの前WBOアジアパシフィック、スーパーフェザー級王者、元OPBF東洋太平洋同級王者です。
名門、興国高出身で、2006年にプロデビューすると12試合連続KOで、OPBF東洋太平洋王者となり、2016年に一度引退したが、昨年、2年ぶりに現役復帰。12月にはWBOアジアタイトルを獲得していた。プロ戦績は28戦25勝(24KO)3敗でKO率86%を誇る超ハードパンチャー。
引退間もない同階級の元ボクサー仲村に勝てば、那須川天心はボクシングでも凄いと言って良いと思います。
もう一人は、JBC非公認の元WBCアジアバンタム級王者、中村優也(28)
階級で言えば那須川天心より2階級下ですが、現役のボクサーです。レイマート・ガバリョ(21=フィリピン)に2RTKOで負けてますが、ガッツがある選手でもあります。
テーパリット・ゴーキャットジムが選ばれそう…
上記の二人が選ばれたら面白いんですが、多分‥挑戦者はこの人になるんじゃないかなあ~と思われる選手がいます。
それは…元WBA世界スーパーフライ級王者のテーパリット・ゴーキャットジム(30)です。
テーパリット・ゴーキャットジムは、2011年5月にWBA世界スーパーフライ級暫定王者、ドリアン・フランシスコ(フィリピン)を判定で下して世界チャンピオンとなり、その後、正規王者となって同年12月には亀田大毅を判定で下しました。翌2012年には清水智信、名城信男と日本人を次々と破りますが、同年の大晦日に河野公平に4回に逆転KO負けを喫して陥落しています。
現在は、大阪のムエタイ式フィットネスジムのJOE GYMで専属トレーナーを務めていますが‥めっちゃ太っています。
現役時代の面影が全くないのですが‥30歳とまだ若く、昨年末にはキックの大会に出場してますが‥負けてます。
身長160㎝と小柄ですが‥階級的には那須川天心と遜色なさそうですね💧
WBAの世界ベルトを持参して面談で自己アピールをしたそうです。
元世界王者、適正階級は下、現在太っていてスピードが無い…
戦ったら那須川天心がKOする事も十分あり得る話でしょう。
逆は今のテーパリット・ゴーキャットジムのスピードでは厳しそう…💧
という事で、一番選ばれる可能性が高いのでは?と思います。
最終試験は、東西で合わせて8人の合格者が決められ、5月1日に、その8人による挑戦者決定のワンデイトーナメントが開催される方向で、その優勝者が1000万円をかけた天心への挑戦権を得る形式になりそうです。