本日、進退を保留していた村田諒太が現役続行を表明しました!
10月20日に、米ラスベガスで行われた2度目の防衛戦で指名挑戦者の同級1位ロブ・ブラント(28)に、0―3の判定負けしプロ2敗目を喫した村田は進退のついて保留していました。
引退か?現役続行か?
今後の去就に注目が集まっていましたが、本日4日午後に開いた会見で「このままボクシングは終われない」と現役続行を表明しました。
「どう言えばいいんだろう…」と切り出した村田選手は、「この前の(ロブ・ブラント選手との)試合を振り返って、試合も観たりしたんですけど、やはりいいところがなかったなと。そして、人生を振り返った時にあの試合が、あのボクシングが集大成でいいのだろうかと考えた時に、ボクシングを終えたくない」と告白。ロブ・ブラント選手との試合ではハングリーさや求める気持ちが欠如していたとし、「そのあたりの気持ちもしっかり作り直して、もう一度世界の舞台に立てるようなボクサーになりたい。それはただ世界の舞台に立てばいいということではなくて、心身ともに自分を追い込んで、求めるものをしっかり求めて、そのうえでリングの上に立てるような自分になりたい。このままボクシングは終われない」と語った。
ロブ・ブラントとのリマッチは勝てるのか?
ただ、今後の試合にマッチメイクは難しいところ…
ロブ・ブラントとのダイレクトリマッチは難しいし、現状では勝ち目がないと思う。
もちろん村田のボクシングには、まだ伸びしろはあると思う。
パンチが単発だし、コンビネーションで攻めれる様になったらもっと強くなる。
しかし、村田がロブ・ブラントに勝てるようになるには、かなりトレーニングする必要があるように思う。
そうなると、それまでに試合をこなす必要がある。
復帰戦はかませ犬が相手でも構わないだろうが…
その次の試合は、最低でもミドル級のトップ10以内の世界ランカーと戦わねば強さを証明できない。
そして…そんな事をしているうちにリマッチそのものが消滅しかねない。
村田がそれまでに負ける可能性もあるし、ロブ・ブラントが負ける可能性もある。
ロブ・ブラントの初防衛の相手と言われているのは、ロンドン五輪銀メダリストで同級5位のエスキバ・ファルカン(ブラジル)!
村田に2012年のロンドン五輪ミドル級決勝で敗れた経験があるファルカンだが、2014年にプロ転向。戦績は22戦22勝(15KO)無敗!トップランク社の“秘蔵っ子”なのです。
ただ村田は、ブラントの挑戦を受ける際に再戦契約を結んでいます。
ブラント、ファルカン共にトップランク社の契約選手である、二人の試合結果がどうなろうと勝者に挑戦できる権利はあります。
アマ時代に勝ったことのあるファルカンになら勝てるかも知れない…
しかし、村田vsファルカンの五輪再戦カードも面白いんですが、やっぱロブ・ブラントに再戦して勝って欲しいですよね。
ただ、前述した様に‥ダイレクトリマッチは勝ち目が薄いので期間を開けるでしょう。
というわけで
村田が復帰戦勝利し、ブラントがファルカンに勝ち。
再び二人が激突というのが一番望ましい展開ですね。
もしリマッチがあるとすれば6月、7月付近でしょうか?
まあ、どちらにせよ前途多難…
今の中距離で戦うスタイルでは無く、アマ時代の様にブルファイターでガンガン行き、距離ができたらワンツー接近したらアマ時代の連打の様なボクシングという、今のボクシングとアマ時代のボクシングの融合という風に進化したなら勝てると思います。
進化しないままなら結果は見えてますね。